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進化:ニュージーランドのモア類は皮質骨の成長線からみて幼体の成長に年数がかかった

Nature 435, 7044 doi: 10.1038/nature03635

成体の大きさに達するまでに皮質骨に沈着した周期的な成長線は、1年周期で起こる骨形成変動を反映したものであり、鳥類以外の外温性および内温性の四肢動物で広く見られる現象である。しかし、真鳥類(すべての現生鳥類を含む獣脚類分類群)の成長期間は通常、派生形質的に短くなって1年未満であり、そのためこの分類群には1年ごとの成長線はほとんど見られない。今回我々は、近世に絶滅した走鳥類の目の1つであるニュージーランド産モア類(鳥綱モア目)の長骨に、皮質骨の成長線がしばしば見られることを報告する。モア類には、ニュージーランドのかつての鳥相に共通の顕著なK選択に対応した生活史戦略が見られ、場合によっては骨格の成熟におよそ10年かかることもあった。これは、モアの生殖能力の成熟があらゆる現生鳥類と比べ極めて遅かったことを意味する。現在認知されているモア目の2つの科(オオモア科[Dinornithidae]とモア科[Emeidae])どうしでも、生後の成長速度に差があり、この速度差は体の大きさの相対的な違いと密接に関連していた。オオモア属(Dinornis)の巨大な2種のモア類はどちらも、骨格の成長期間を延ばすのではなく幼体の成長を加速させることで、モア科の小型種に比べて格段に(体重240 kgにまで)巨大化した。

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