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生化学:アミロイド様原繊維の持つクロスβ型背骨構造

Nature 435, 7043 doi: 10.1038/nature03680

可溶性タンパク質の多くは、不溶性のアミロイド様原繊維に変化し、こうした原繊維は共通の性質を持つ。アミロイド原繊維はアルツハイマー病などの致死的な疾患と結びつけられており、アミロイド様原繊維はin vitroでも形成できる。酵母のタンパク質であるSup35では、アミロイド様原繊維への変換が、哺乳類のプリオンによって引き起こされるものと類似した伝染性の感染と関係があるとされている。Sup35由来の7つのアミノ酸残基からなるペプチドセグメントは、アミロイド様原繊維、およびアミロイドの場合によく似た微結晶を形成する。これらの原子構造はクロスβ型の背骨をもつことがわかった。この構造は2枚のβシートが重なったもので、各シートは並行するセグメントが積み重なって作られている。2枚のシートから突き出た側鎖が、それだけで完全な、疎水性できっちりした立体ファスナーを作り出し、これが隣りあったシートをつなぎあわせている。シートの中の各セグメントは、骨格構造とアミノ酸側鎖の作る水素結合の両方が層状に重なることにより、両隣のセグメントと結合している。この構造はアミロイド原繊維の安定性、自己増殖的な性質、多様な構造形態を作る傾向を説明するものである。

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