Letter エネルギー:温度を自己維持する高出力密度の微小固体酸化物燃料電池スタック 2005年6月9日 Nature 435, 7043 doi: 10.1038/nature03673 燃料電池はエネルギー効率とエネルギー密度が高く、燃料補給も迅速に行えるため、可搬型発電機として期待が高い。このため、メタノールを直接燃料とする高分子電解質燃料電池は、Liイオン電池の代替として注目を集めている。しかし、この種の燃料電池は設計上いくつかの難問に直面しており、エネルギー密度がより高い炭化水素燃料では運転できない。固体酸化物燃料電池(SOFC)ではより高次の炭化水素を直接使用できるが、小規模では熱管理がむずかしく、起動の遅さや熱循環の悪さもあって可搬型への応用は真剣には考慮されてこなかった。今回我々はプロパン燃料による単一チャンバー運転を用いて、高出力で起動の速い温度を自己維持する微小SOFCスタックを示す。触媒酸化反応により燃料電池を500〜600℃に保つのに十分な熱エネルギーが供給される。カソードの総面積がわずか1.42 cm2の装置で約350 mW(1.0 Vにおいて)の出力が得られた。 Full Text PDF 目次へ戻る