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細胞:F-boxタンパク質TIR1はオーキシン受容体である

Nature 435, 7041 doi: 10.1038/nature03543

植物ホルモンのオーキシンは、植物の成長と生育の多様な側面を制御している。最近の研究から、オーキシンはユビキチンタンパク質リガーゼSCFTIR1の作用を介してAux/IAA転写抑制因子の分解を促進することが示されている。こうした結果をもたらすシグナル伝達カスケードの性質については明らかにされていない。しかし、最近の研究では、この応答にかかわるオーキシン受容体およびその他のシグナル伝達成分は、可溶性の因子であると考えられている。我々はin vitroにてプルダウンアッセイを行ない、transport inhibitor response 1 (TIR1)とAux/IAAタンパク質の間の相互作用には、どちらのタンパク質についても安定した修飾が必要でないことを実証した。その代わり、オーキシンはSCFTIR1に直接結合することにより、Aux/IAA-SCFTIR1の相互作用を促進する。さらに、TIR1および同族の3種のF-boxタンパク質が欠損すると、植物抽出液中でオーキシンの可飽和性の結合が認められなくなる。昆虫の細胞で合成されたTIR1は、オーキシンに依存する形でAux/IAAタンパク質と結合する。つまり今回の結果は、TIR1はオーキシン受容体であり、これがAux/IAAの分解とオーキシンが制御する転写を仲介していることを示している。

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