Letter

地球:カリフォルニアで24時間以内に起きる地震の実時間予測

Nature 435, 7040 doi: 10.1038/nature03622

信頼できる決定論的な地震前兆は存在しないものの、地震が群発する特性は正確に理解できるようになってきたため、地震活動を有意に予測できる情報が得られるようになった。15年ほど前から、大地震が起きた際に、一般的な短期群発活動モデルに基づいた時間に依存する地震の発生確率が、ほぼ実時間で公表されている。このような予測は、あるマグニチュードの本震に引き続いて平均的に起きる地震の数と確率を示すものだが、実際その場で起きている地震そのものに合わせているのではなく、また余震の起きそうな場所についての情報も含んでいない。我々のモデルは、この一般的な予測モデルの基本原理について以下の二通りの改良を加えたものである。つまり、強い地盤震動の確率の観点から予測を作り直したこと、断層データと歴史地震に基づいた時間に依存しない既存の地震発生モデルと時間に依存して起こる局所的な群発地震を記述するますます複雑になってきているモデルとを結びつけたことである。その結果として、カリフォルニアの任意の場所で今後24時間以内に強震動が起きる確率を示す、時間に依存した地図が得られるようになった。地震被害をモデル化する今回の方法により、時間と共に変化する地震の危険性をよりよく理解することができ、一般人、危機管理計画担当者、およびマスコミにとって、その有用性が増すと考えられる。

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