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地球:イラン・バム地震により生じた3次元変形と浅部すべり欠損の原因

Nature 435, 7040 doi: 10.1038/nature03425

地震の発生過程を解明するためには、地震を発生させる断層でテクトニック応力がどのようにして蓄積され解放されるかについて詳細に理解する必要がある。ここでは、モーメントマグニチュード6.5のイランのバム地震に起因する完全な変位ベクトル場を欧州宇宙機関のエンビサット衛星によって得られたレーダーデータを用いて導出した。地表での変形の解析から深さは4〜5 kmと浅い、長さ20 kmの横ずれ断層に沿って、地震モーメントの大部分が解放されたが、破壊は地表まで達していなかったことがわかった。「浅部すべり欠損」モデルでは、地殻最上部における地震時のすべり量は地震発生帯の深さ(4〜10km)におけるすべり量よりも系統的に小さいとされる。したがって、バム地震はこのモデルの端成分になっている可能性がある。バム地震などの浅発大地震に対して合成開口レーダー干渉法(InSAR)で得られた地表の変位データは、年代が若く発達中の断層周辺では、地震発生帯の地殻最上部で地震の起きていない期間に分散して破壊が生じ、その結果弾性歪みがほとんど蓄積されないことを示している。

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