Letter

生態:尻振りダンスで動員されたミツバチの飛行路

Nature 435, 7039 doi: 10.1038/nature03526

ミツバチの「ダンス言語」では、ダンスの踊り手が、新しい食糧源への巣箱からの方向や距離を表す暗号化した特異的なメッセージを発し、このメッセージは踊り手が発見した食糧源からは距離と時間の両方で離れたところで発信される。カール・フォン・フリッシュは、このダンスで「動員」されたミツバチが、ダンス内に暗号化された情報を頼りに、遠くにある食糧源へ直接たどりつくと結論した。そして、ノーベル賞を受けたこの発見により、霊長類以外の動物のコミュニケーションとして知られるなかで最も洗練された例が明らかになった。当初はいくぶん懐疑的な意見もあったが、現在はほぼすべての生物学者がフォン・フリッシュの正しさを確信している。だがまだ欠けている部分もあり、それは、動員されたミツバチがダンス内の暗号をどれくらいの効率で目的地への飛行に「翻訳」するかを、定量的に表すことである。今回我々は調和レーダー(harmonic radar)を利用し、動員されたミツバチの実際の飛行路を記録して定量的なデータを報告する。

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