Article 発生:レチノイン酸シグナル経路はゼブラフィッシュ胚における左右不相称なパターン形成と左右相称な体節形成を結びつける 2005年5月12日 Nature 435, 7039 doi: 10.1038/nature03512 胚発生では、高度に調和し定型化された形態形成現象により、細胞は空間的にパターン化される。脊椎動物の胚では、後生的および遺伝学的な現象の複雑なカスケードによって側性についての情報はノードへ、続いて側板中胚葉へと運ばれ、最終的に左右不相称なボディープランを誘導する。同時に、沿軸中胚葉は前後軸に沿って左右相称に体節ごとの単位でパターン化される。本研究で我々はゼブラフィッシュ胚における側性情報のカスケードの特徴を示し、このカスケードを初期段階に、つまり側板中胚葉に到達する前に阻害すると、ランダムな左右不相称の体節形成が起こることを示す。さらに、レチノイン酸シグナル伝達を介する機構が、体節形成の左右の進行において側性情報の流れの影響を緩和することに重要であり、これによって体節形成の左右相称性が保証されていることも明らかにする。 Full Text PDF 目次へ戻る