Letter 進化:アジア初のアメリカサンショウウオ類の発見 2005年5月5日 Nature 435, 7038 doi: 10.1038/nature03474 世界の有尾両生類535種のうち、70%近くがアメリカサンショウウオ科に属する。このクレードの多様性の中心地域は北米および中米にあり、ここで種のほとんど(99%)が見つかっている。本論文では、韓国南西部の山地の森林地帯で、アジア初のアメリカサンショウウオ科有尾類が見つかったことを報告する。この新種の外見は、北米の同属の仲間、なかでも形態がよく保存されているアメリカサンショウウオ属によく似ている。しかし核内コード遺伝子Rag-1の系統発生解析から、この新分類群はアメリカサンショウウオ属からは分岐上離れた位置にあることがわかった。この新種のサンショウウオは、特に突き出せるような構造になっている舌や派生的な足根骨の点で、推定上の近縁分類群と骨学的に異なっている。我々は形態学データおよび分子データに基づいて、この種を新属に分類した。この新種のサンショウウオの生息分布によって、これまでは地中海西部の地域でしか見つかっていなかった旧世界のアメリカサンショウウオ類についての謎が増え、この科が過去には今より広範囲に分布していたことがうかがわれる。 Full Text PDF 目次へ戻る