Letter 宇宙:マグネターSGR 1806-20からの巨大フレアによってつくられた膨張している電波星雲 2005年4月28日 Nature 434, 7037 doi: 10.1038/nature03498 軟γ線リピーター(SGR)は、「マグネター」、すなわちB≈1015ガウスの非常に強力な表面磁場をもち、ゆっくりと自転している中性子星の小さなグループである。2004年12月27日、マグネターSGR 1806-20が発する巨大なフレアが発見された。これは、このような現象の記録としては3例目に過ぎない。このエネルギーのバーストはさまざまな測定器によって観測され、さらに起こった上層大気における電離層の擾乱も世界中で記録された。本論文で我々は、このアウトバーストによって形成され減光しつつある電波の残光の探知について報告する。この残光は、過去に唯一検出された類似の電波源の500倍の明るさだった。SGR 1806-20からのフレアの6日後から19日後まで、解像され、直線偏光した電波星雲が光速のおよそ4分の1の速さで膨張しているのが見られた。この星雲を形成するためには、少なくとも4×1043エルグのエネルギーが、磁場と相対論的粒子という形で巨大フレアによって放射されたのだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る