Article 細胞:紡錘体微小管が動原体をとらえる分子機構 2005年4月21日 Nature 434, 7036 doi: 10.1038/nature03483 高い忠実度で染色体分離が起こるには、紡錘体微小管が動原体を正確にとらえなくてはならないが、最初の動原体捕捉の基礎となる機構はまだ解明されていない。今回我々は、セントロメアの活性を調節することによって、酵母Saccharomyces cerevisiaeの個々の動原体ー微小管相互作用を可視化した。動原体は、紡錘体極から伸びてきた微小管の側面でとらえられ、その後、微小管に沿って極方向へと運ばれる。紡錘体極からの微小管の伸長には、微小管のプラス端を追うように移動するタンパク質とRan GDP/GTP交換因子が必要である。微小管による動原体の捕捉と、その後に起こる姉妹動原体への紡錘体上での対称的な移動を確実に行うには、別々の動原体成分が働いている。キネシン-14ファミリーに属するKar3は、とらえられた動原体の微小管に沿った輸送を促進する調節因子の1つである。この輸送の際に動原体は、微小管のプラス端での短縮が伸長へと転換するのを促進して、自身が結合している微小管からはずれないようにしている。転換を促すためには、捕捉された動原体から微小管のプラス端へとStu2が運ばれる。 Full Text PDF 目次へ戻る