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生態:イエローストーンの地熱環境にすむ岩内生微生物群集の地球生物学

Nature 434, 7036 doi: 10.1038/nature03447

岩内生環境(岩石内の小孔空間)は地球上の微生物にとって普遍的な生息場所の1つであり、太陽系で地球外生命を探索する際の重要な標的でもある。光合成をする岩内生の微生物群集は一般に、地表に露出するあらゆる岩石表層の数ミリメートルから数センチメートルまでの部分に生息している。寒暖の差の激しい砂漠など、陸上の最も過酷な気候条件下では、岩内生微生物が主要な生物形態であることが多い。岩内生の微小生息環境は、強い太陽放射や乾燥を防ぎ、無機栄養分、岩石に含まれる水分、増殖するための表面を提供する。今回、米国イエローストーン国立公園の地熱環境にある岩石の小孔空間に生息している、強酸性(pH 1)の岩内生微生物群集の構成種の発見と同定について報告する。シリカ鉱化作用を受けてこの種の岩内生群集はバイオマーカーとなり、化石化して地質記録中に保存される可能性がある。これらの微生物群集の遺物は生物がいたことを示す「痕跡」となり、地球上や地球外の太陽系の地熱環境で存在した太古の生命について知る重要な手がかりになると思われる。

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