Letter 神経:活動に基づく競争によるin vivoでの軸索伸長制御 2005年4月21日 Nature 434, 7036 doi: 10.1038/nature03409 機能を備えた神経ネットワークの形成には、軸索終端部分枝状構造の伸長や分岐の厳密な制御が必要であり、この過程に形成初期のネットワークの電気的活動が影響することが知られている。本論文では、ゼブラフィッシュの発達中の視蓋で、網膜神経節細胞(RGC)軸索の分枝状構造の伸長と分岐が、隣り合う軸索間の活動に基づく競争という方式によって制御されているように見えることを示す。外来性のカリウムチャネルや優性ネガティブなSNAREタンパク質をモザイク状に発現させる方法を用いて、一部のRGC軸索の電気的活性あるいは神経伝達物質放出活性を抑制した。in vivoでの画像化から、こうした方法によって活性を抑制すると、個々に導入を受けたRGC軸索の分枝状構造での、ネットの成長と新しい分岐の形成が強く抑制された。この抑制は、「競争中」の隣接するRGC軸索にも抑制をかけると緩和された。したがって、これらの結果は、活動に基づく新しい型の競争規則を見出したものであり、これは軸索の伸長と分岐開始の重要な制御要因である可能性がある。 Full Text PDF 目次へ戻る