Article 地球:大洋中央海嶺における断層運動の形態 2005年4月7日 Nature 434, 7034 doi: 10.1038/nature03358 深海海丘を区切り、そこから海洋地殻を広げる断層は、地球表面で最も一般的に見られるテクトニクスの特徴である。このような断層がプレートの拡大中心で形成されるということは、プレートテクトニクス革命と共に認識されるようになった。最近の観測によれば、断層の大きさと方向には大きな幅があり、プレート分離、岩脈の貫入および断層運動の数値モデルからは、これらの観測結果を説明するために、海嶺での断層の機構として少なくとも2つの異なるものが必要となる。海溝軸の頂上から離れるにしたがってプレートがまっすぐになる効果により、拡大速度の速い拡大中心で形成される断層の、観測された傾斜方向と食い違い量を再現することができる。逆に、一定の速度で貫入する異なる量のマグマ岩脈を伴ってプレートが伸張する効果は、拡大速度の遅い拡大中心で断層の食い違い量の相当な幅が見られることを説明できる。非常に大きな食い違い量を持つ正断層は、海嶺におけるプレートの分離の約半分が岩脈の貫入により調節されるときにのみ形成される。 Full Text PDF 目次へ戻る