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細胞:非損傷DNAを精査中の修復酵素の構造からわかる損傷DNAの認識機構

Nature 434, 7033 doi: 10.1038/nature03458

DNA修復タンパク質が、まれな損傷部位と、広範囲に広がる正常DNAとを区別する機構はほとんどわかっていない。突然変異誘発性損傷である8-オキソグアニン(oxoG)の認識は特に厄介である。なぜなら、この酸化型核酸塩基は、対応する正常塩基のグアニン(G)とわずか2個の原子が異なるだけだからである。今回、共有結合を捕捉する方法で、ヒトのoxoG修復タンパク質である8-オキソグアニンDNAグリコシラーゼI(hOGG1)を、その正常DNAの精査中に捉えた。捕えられた複合体のX線構造から、標的となるG核酸塩基はDNAらせんから突き出しているが、hOGG1の損傷認識ポケット内への挿入が拒否されることがわかる。自由エネルギー差の計算から、引力および反発力の相互作用の両方が、GではなくoxoGの活性部位への優先的結合に重要な役割を果たすことがわかった。X線結晶構造から、損傷部位識別の非常に効率の高い監視戦略の存在が明らかになり、oxoGがhOGG1の活性部位に挿入される機構が示唆される。

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