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生化学:ATM、ATR、DNA-PKcをDNA損傷部位へと誘導する保存された方式

Nature 434, 7033 doi: 10.1038/nature03442

毛細血管拡張性運動失調症変異遺伝子(ATM)、毛細血管拡張性運動失調症およびRad3関連遺伝子(ATR)、DNA依存性プロテインキナーゼ触媒サブユニット(DNA-PKc)は、ホスホイノシチド-3-キナーゼ関連プロテインキナーゼ(PIKK)ファミリーに属し、DNA損傷に応じて速やかに活性化される。ATMとDNA-PKcは主にDNA二本鎖切断に応答して活性化されるが、ATRは一本鎖DNAとDNA複製フォークの停止に応答する。どのような場合にも、活性化によってこれらのキナーゼは損傷部位へと誘導される。今回我々は、ヒトNbs1、ATRIP、Ku80タンパク質に、保存された類似のカルボキシ末端モチーフが存在することを明らかにする。このモチーフはこれらのタンパク質と、それぞれATM、ATR、DNA-PKcとの結合に必要である。またこれらのモチーフは、ATM、ATR、DNA-PKcをDNA損傷部位へ効率よく誘導するのに必要なだけでなく、これらを介したシグナル伝達にもきわめて重要である。このシグナル伝達が、細胞周期チェックポイントとDNA修復の引き金となる。今回の知見は、DNA損傷部位へのこれらのPIKKの誘導が、進化上保存されたモチーフを介した共通の機構で起こることを示しており、DNA損傷時のPIKKに依存したシグナル伝達にPIKKの誘導が必要であることの直接的な証拠といえる。

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