Article 地球:ハワイ盾状地玄武岩の生成源はカンラン石を含まないマントルである 2005年3月31日 Nature 434, 7033 doi: 10.1038/nature03411 地球上部マントルの50パーセント以上はカンラン石からできており、マントル起源の溶融体はカンラン石と平衡状態を保ちながら生成されたと考えるのが一般的である。しかしながら、本論文では、ハワイの本源マグマのほとんどが示す異常に高いニッケルとケイ素の含有量は、これらがカンラン石を含んだ深部の生成源から生じたとする考えと矛盾することを示す。なぜなら、カンラン石は輝石と共にニッケルとケイ素を低い量に保つからである。マントルのカンラン岩中のカンラン石が、再循環した海洋地殻から生じた溶融体との反応により消費され、二次的な輝石の生成源を作るとすれば、この矛盾は解決できる。このモデルでは、過去100万年の間に生成されたハワイのマグマの半分以上はこの生成源からできたことになる。さらに、再循環した(海洋)地殻の割合は、プリュームの中心部の30パーセントからプリュームの端では微々たる量へと変化していると見積もられる。これらの結果は、火山の体積、マグマ流量および地震学的観測とも一致する。 Full Text PDF 目次へ戻る