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発生:DSP1 によるショウジョウバエPolycombグループタンパク質のクロマチンへの誘導

Nature 434, 7032 doi: 10.1038/nature03386

Polycombとtrithoraxグループ(PcGとtrxG)タンパク質は、全発生期間を通じてそれぞれ転写の抑制と活性の状態を維持する。ショウジョウバエDrosophilaにおいてPcGとtrxGタンパク質はPolycomb応答配列(PRE)およびtrithorax応答配列(TRE)と呼ばれるDNA領域に結合するが、その部位へ誘導される機構は明らかではない。以前、我々はAbdominal-B遺伝子の制御領域から最小配列を同定し、Ab-Fabと名付けた。Ab-FabはPREとTREをひとつずつ含み、発生期間中クロマチンの抑制と活性の状態を維持することができる。本研究では、HMGB2のショウジョウバエ相同タンパク質Dorsal switch protein 1(DSP1)が、Ab-Fab内の配列と他に同定されたPREに結合することを報告する。このモチーフを PleiohomeoticとGAGA因子の結合サイトを含んだ人工配列へ追加するだけで、in vivoにおけるPcGタンパク質の誘導に十分であった。Ab-Fabengrailed遺伝子座のPREへのDSP1の結合を失わせる変異を導入した配列では、PcGタンパク質の結合と転写抑制が失われ、これらのPREから構成的なTREへと入れ替わる。ゆえにDSP1のPREへの結合はPcGタンパク質の誘導に重要である。

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