Article 宇宙:火星の熱帯から中緯度にかけての雪と氷の堆積、流出と氷河作用 2005年3月17日 Nature 434, 7031 doi: 10.1038/nature03359 マーズ・エクスプレスHRSC(高解像度ステレオカメラ)による、ヘラス東側における地塊の基部にある岩砕物のアウトウォッシュプレーンの画像は、多数の同心状にうねったローブ状でくぼみのある地形と、それに関連する極度に氷に富んだ氷河のような粘性流と昇華の形跡を明らかにしている。後期アマゾン代の、岩砕に覆われた山麓地帯のさらに大きな氷河に重なるオリンポス山の急斜面の基部に位置する最近の氷に富んだ岩石氷河に関する新しい形跡と合わせて、これらの堆積物は低緯度での微環境において極氷が移動し再堆積した、火星の自転軸傾斜の増加期間における熱帯地域および中緯度領域での、地質学的には最近に繰り返された氷河活動の形跡であると解釈される。データは、残氷がおそらくこれらの堆積物中に豊富に残っていることを示しており、最近の地質学的な気候変化に関するこれらの記録は将来の無人あるいは有人表面探査で入手可能と思われる。 Full Text PDF 目次へ戻る