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宇宙:カッシーニ探査機からのタイタンの撮像

Nature 434, 7030 doi: 10.1038/nature03436

土星の最大の衛星であるタイタンは、太陽系で唯一の相当量の大気をもつ衛星である。その大気はほとんど解明されておらず、また地表を覆っていることから、タイタンの性質についての活発な推測を引き起こしている。本論文では、カッシーニ探査機に搭載されている撮像科学実験装置によるタイタンの観測で、これらの問題のうちのいくつかにかかわるものを示す。画像は、風成、テクトニクス、および河川プロセスの存在を示唆する複雑な表面アルベドをもつ地形を明らかにしており、また衝突構造の可能性がある環状の地形も見られる。これらの観測結果は、タイタンの過去の歴史にわたってかなりの表面変成が起こったことを示唆している。我々は今のところ、地表では液体を直接検出していない。対流雲は南極付近に多く見られ、中緯度の雲の運動は一貫して東向きの風であることを示しており、このことから対流圏が地表より速く回転していると推論される。500 kmの高度での孤立したもやは、ボイジャーで観測されたものよりも150〜200 km高く、より希薄なもやの層も見分けられる。

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