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生化学:低温電子顕微鏡観察から得られた完全なクラスリン格子の分子モデル

Nature 432, 7017 doi: 10.1038/nature03079

クラスリン被覆小胞は、細胞内の膜輸送の重要な輸送手段である。我々は、in vitroで形成された被覆の低温電子顕微鏡観察から得られた、ナノメートル以下の分解能でのクラスリン格子の構造について報告する。2つのセグメントについては既知の結晶構造を、また残りの部分についてはホモロジーモデルを電子顕微鏡から得た電子密度図に当てはめることにより、1,675残基のクラスリン重鎖の大部分をトレースした。また、軽鎖中央部のへリックスセグメントの位置を明確にした。へリックス状の3本脚は3本の重鎖のカルボキシ末端部分にあたり、クラスリンの三本足トリスケリオンの頂点から内側に伸びて、自身の頂点をそこから2つ離れた頂点を中心とするトリスケリオンの足首(ankle)に結びつけている。異なる直径を持つ被覆の解析から、各頂点周囲での接触パターンは不変だが、トリスケリオンの「脚」の伸びた部分に沿った相互作用には変化が見られることが明らかになった。これらの不変な局所的相互作用パターンが格子を安定化して、集合と解体が数カ所の特異的部位での反応で制御可能なようにしているらしい。

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