Article 生化学:バクテリオファージPRD1の構造解析に基づいたファージ組み立てに関する考察 2004年11月4日 Nature 432, 7013 doi: 10.1038/nature03056 膜を持つバクテリオファージPRD1の構造は、X線結晶学的手法により分解能ほぼ4Åで決定されている。本論文では、タンパク質P3、P16、P30、P31の構造と配置について記述する。これらの構造タンパクはそれぞれ、ウイルス組み立てを制御するための固有の役割を担っているらしい。直線状に伸びたP30は、正二十面体の面(主要なキャプシドタンパク質であるP3の三量体により構成される)形成の核となるらしく、また分子の巻尺として働いてウイルスのサイズを決定し、二十面体の面同士を結合させている。P31の五量体は、P3のサブユニットと連結しながら膜タンパクP16と相互作用し、正二十面体の面の頂点の基盤を形成している。アデノウイルスや既知ウイルス粒子の中で最大のものの1つであるPBCV-1との構造的類似性は、PRD1の組み立て機構がさまざまな規模で実現可能で、これら主要なウイルスからなる系統全体に適用されるという考えを裏付けている。 Full Text PDF 目次へ戻る