Letter 宇宙:惑星オーロラ嵐を用いて太陽から土星まで追跡された惑星間衝撃波 2004年11月4日 Nature 432, 7013 doi: 10.1038/nature02986 太陽活動と地球のオーロラとの間に関係があることは、宇宙探査衛星が太陽から外側へ伝播するプラズマを直接検出するかなり前から自明とされていた。激しい太陽の爆発現象は、地球の磁気圏を圧縮する惑星間衝撃波のきっかけとなり、増加した高エネルギー粒子の電離層への降下と、その後に続くオーロラ嵐を引き起こす。衝撃波のモニタリングは現在、太陽活動に関連する環境有害性の予測を目的とした「宇宙気象」予報プログラムの一部である。外惑星にもオーロラは存在しており、本論文では、一時的な惑星間衝撃波の通過によると思われる、そして根本的には一連の太陽コロナ質量放出(CME)現象によると思われる、土星での強力で一過性の極放射の発見について報告する。我々は、衝撃波を引き起こした現象を、オーロラ嵐が記録された地球から、オーロラ活動が大きく強められた木星、さらにはオーロラ活動により異常な極域の放射源が活発になった土星まで追跡することができた。このことは、衝撃波がそれらの特性と、太陽系全体に及ぶ惑星のオーロラ活動を引き起こす能力を保持していることを確かなものにする。さらに我々の結果は、通過する衝撃波に対する惑星オーロラの応答の違い、特にそれらの緯度依存性および現地時間依存性の違いを明らかにする。 Full Text PDF 目次へ戻る