Letter 宇宙:超新星残骸の球殻における高エネルギー粒子の加速 2004年11月4日 Nature 432, 7013 doi: 10.1038/nature02960 星間物質のエネルギー密度は大部分が高エネルギー荷電粒子(宇宙線)の形で存在する。これらの粒子の起源は依然不明である。銀河系の宇宙線の大部分を加速するために必要なエネルギーを供給することができる唯一の源が超新星爆発であるということは一般的に受け入れられている。また、膨張する超新星残骸(SNR)の衝撃波における粒子加速の機構は理論的によくわかっていると考えられているが、超新星の球殻における高エネルギー粒子の生成に対する明白な証拠は、発見が著しく困難であるとされている。本論文では、SNR RX J1713.7-3946(G347.3-0.5)の観測について報告する。この天体は、X線スペクトルでROSATによって発見され、TeV(1 TeV = 1012 eV)のエネルギーをもつ高エネルギーγ線源であることが後に示された。我々は、SNRのTeV領域のγ線画像を示す。空間的に解像された超新星残骸は、X線で見られるように球殻状の形態をもち、非常に高エネルギーの粒子がそこで加速されていることを示している。エネルギースペクトルは、荷電粒子の100 TeVを超えるエネルギーへの効果的な加速を示し、若いSNRの衝撃波における粒子加速の現在の考え方と一致している。 Full Text PDF 目次へ戻る