Letter

発生:神経のトポグラフィックマップ形成に関するシグナル伝達比モデル

Nature 431, 7010 doi: 10.1038/nature02957

眼球中の網膜神経節細胞(RGC)ニューロン群は、中脳の上丘にあるシナプス標的に極めて規則正しく結合しており、この系は以前から神経のトポグラフィックマップ(地理的対応)を解析するための有力な実験系となってきた。今回、このマップの一部、網膜の鼻側−耳側方向軸が上丘の尾側−頭側軸に対応するように形成される結合の発生について、定量的モデルを報告する。このモデルは、EphA受容体シグナル伝達強度の比較によって決まるRGC間の競争を基礎にしており、比較はRGC細胞間のEphAシグナル伝達強度の絶対差ではなく比を用いて行われる。EphA受容体をノックインあるいはノックアウトしたマウスを組み合わせて行った一連の分子遺伝学的実験から、モデルの主要な予測が実証され、このモデルがトポグラフィックマッピングを記述・予側できることは明らかである。

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