Letter 宇宙:A型星と白色矮星における磁場に対する化石的起源 2004年10月14日 Nature 431, 7010 doi: 10.1038/nature02934 A型スペクトルを示すいくつかの主系列星は、強く(0.03〜3テスラ)静的で大規模な、主として双極子形の磁場をもつことが観測されており、それらは、北斗七星の5番目の星であるアリオトのような「A型特異星(Ap星)」として知られている。これらの磁場の発見に続いて、磁場が星形成の残骸、「化石」磁場であるとする考えが提唱された。他の考えは、磁場が星の対流核におけるダイナモ過程によって生成されうるというものである。しかしダイナモ仮説では、強い磁場と、その磁場が自転と相関していないという観測結果を説明するのは難しい。これまで化石磁場理論の弱点は、その一生にわたって星の中で残存するのに十分に安定した磁場構造を説明できていないことであった。本論文では、観測結果と一致する特徴をもった安定な磁場構造が、任意の不安定な初期の磁場から進化を通じて発達しうることを示す数値シミュレーションを報告する。結果は、A型特異星、磁場を伴う白色矮星およびマグネターとして知られる強い磁気を帯びた中性子星に等しく適用することができる。このことは、これらすべての星の磁気に対する自然で統一的な説明として化石磁場を確かなものにする。 Full Text PDF 目次へ戻る