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進化:共進化する宿主−捕食寄生者の相互作用においては適応が空間的にも時間的にも変動する

Nature 431, 7010 doi: 10.1038/nature02906

進化生物学で中心的な研究課題の1つは、複雑な地理的景観を通じて共進化がどのように生物多様性を作り上げるかを理解することである。大部分の生物種は遺伝的に分化した個体群の集合であり、これらの個体群は局所環境にさまざまな形で適応する可能性をもっている。この考え方では、景観内で自然選択や遺伝子流動の空間的な変動が局所の共進化動態を形作る可能性があるとしていることから、共進化の地理的モザイク説(geographic mosaic theory)に組み込まれている。この種の影響がとくに強くなる可能性があるのは、生産力勾配の全域にわたって異なる個体群がある場合で、こうした場合、遺伝子流動はしばしば個体群間で不均整となる。この説の確証を得るための実験は、遺伝子流動のパターンや過去の個体群の類縁関係、局所の選択圧についての情報が必要となるため、行うのがとりわけ難しかった。我々は、細菌とバクテリオファージ(細菌の捕食寄生者となるウイルス)からなるモデル群集を使って、こうした予測を経験的に検証した。そして、空間構造をもつ景観全体に生ずる遺伝子流動が捕食寄生者と宿主の共進化を変化させること、また、その結果生じる適応のパターンは空間的にも時間的にも揺らぎを生じうることを示す。

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