Letter 進化:中国で出土した鳥類様の睡眠姿勢をとる新属新種のトロオドン科恐竜 2004年10月14日 Nature 431, 7010 doi: 10.1038/nature02898 化石となった脊椎動物で行動を知る手がかりが見つかることはまれである。現生鳥類の定型的な行動に直接関係していて、非鳥類型恐竜には従来あると予想されていなかったような非鳥類型恐竜の行動を示す手がかりに至っては、さらにまれである。今回我々は、中国遼寧省西部にある白亜紀前期の義県層で出土した新しいトロオドン科分類群の発見について報告する。この発掘場所では近年、立体状に保存された脊椎動物化石が他に多数見つかっており、その中には行動に関する手がかりを示す化石標本もある。今回の新種のトロオドン科恐竜には、鳥類(Avialae)の起源にかかわると考えられているいくつかの特徴を見ることができる。注目すべきことに、この化石標本には現生鳥類で定型的に見られる睡眠もしくは休息時の姿勢が保存されている。この行動が現生鳥類(Aves)以外の動物にあったことを示す証拠は、鳥類の多くの特徴が恐竜進化の初期に現れたことをさらに強く示すものだ。 Full Text PDF 目次へ戻る