Letter 医学:ハンセン病の感受性にはPARK2およびPACRGの2つの遺伝子が関与する 2004年2月12日 Nature 427, 6975 doi: 10.1038/nature02326 ハンセン病はらい菌Mycobacterium lepraeを原因とする疾患で、年間約70万人が罹患している。ハンセン病には強い遺伝的要因があると長い間考えられてきており、最近我々はハンセン病感受性遺伝子座が6番染色体のq25-q26領域に位置することを明らかにした。今回、この遺伝子座を含む可能性が最も高い染色体区間を対象とした系統的な関連性探索を行ってこの領域をさらに詳しく調べた。ベトナムの197の家族で、パーキンソン病関連遺伝子PARK2および共調節を受ける遺伝子PACRGに共通する5'調節領域とオーバーラップする約80 kbの区画内に位置する17のマーカーとハンセン病との間に有意な関連が認められた。17のリスク対立遺伝子のうちわずか2個をもつだけでハンセン病の予測性が非常に高くなった。この結果は、同じ対立遺伝子とハンセン病との強い関連がみられるブラジルの血縁関係のないハンセン病患者および対照者、計975名の標本で確認された。したがって、PARK2とPACRGに共通する調節領域の変異は、ハンセン病の一般的な危険因子であるといえる。マギル大学(カナダ)およびパラナ・カトリカ大学(ブラジル) Full Text PDF 目次へ戻る