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細胞:MAPK Hog1がRpd3ヒストン脱アセチル化酵素を動員して浸透圧応答遺伝子を活性化する

Nature 427, 6972 doi: 10.1038/nature02258

マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)による遺伝子発現の制御は、細胞外刺激に対する細胞の適切な適応に必須である。酵母を高浸透圧下に置くと速やかにMAPK Hog1が活性化され、これが浸透圧ストレス下での細胞の生存に必要とされる転写プログラムを調整する。Hog1およびMAPK全般による遺伝子発現の制御機序は完全には解明されていないが、Hog1はある転写因子を修飾することが知られている。本論文では、浸透圧ストレスにより調節を受ける遺伝子のプロモーターに特定のヒストン脱アセチル化酵素複合体を動員する機構により、Hog1が遺伝子発現を誘発することを明らかにする。Rpd3-Sin3ヒストン脱アセチル化酵素複合体を持たない細胞は、高浸透圧に感受性を示し、浸透圧ストレス遺伝子の発現は阻害される。Hog1はin vivo、in vitroのいずれにおいてもRpd3と物理的に相互作用し、ストレス下では脱アセチル化酵素を浸透圧ストレス応答遺伝子へと導く。Rpd3-Sin3複合体が特定のプロモーターと結合することで、ヒストンが脱アセチル化され、RNAポリメラーゼIIが移行してヒストン脱アセチル化酵素複合体遺伝子の発現を誘発する。以上を総合すると、MAPK Hog1がRpd3ヒストン脱アセチル化酵素を浸透圧応答性のプロモーターへと動員することが、ストレスによる遺伝子発現のために必要であることが示唆される。ポンペウ・ファブラ大学(スペイン)

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