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細胞:翻訳後タンパク質スプライシングによるヒト腎臓癌抗原の免疫認識

Nature 427, 6971 doi: 10.1038/nature02240

細胞傷害性Tリンパ球(CTL)は、異常な自己タンパク質や外来タンパク質由来のオリゴペプチドを提示する主要組織適合複合体(MHC)のクラスI分子を持つ細胞を探し出して破壊する。クラスIペプチドリガンドの大半は、プロテアソームによって分解されたタンパク質から作られ、抗原処理に関わる輸送体によって細胞質からペプチドがMHCクラスI分子に結合する場所である小胞体へ輸送され、さらに細胞表面へと送られる。腎細胞癌に浸潤しているヒトCTLからクローン化したC2 CTLは、繊維芽細胞成長因子-5 (FGF-5)を過剰発現している癌細胞を殺す。本論文では、C2細胞がタンパク質スプライシングによって作りだされた9残基のFGF-5ペプチド を提示しているヒト白血球抗原-A3 MHCクラスI分子を認識することを示す。以前は植物や単細胞生物においてだけ見つかっているこの過程では、ポリペプチド断片の翻訳後切断と、さらにそれに続く新たに遊離したカルボキシ末端とアミノ末端残基の連結が起こる。脊椎動物でタンパク質スプライシングが起こっていることは、脊椎動物 プロテオームの複雑さや自己および外来ペプチドの免疫認識にとって重要な意味を持つ。

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