Research Press Release

【古生物学】孔子鳥の性別を示す骨

Nature Communications

2013年1月23日

Palaeontology: A gender bone of contention

中生代の鳥類で、その後絶滅したConfuciusornis sanctus(聖賢孔子鳥)の性別を明確に判別できる骨について報告する論文が、今週掲載される。今回の研究では、C. sanctusの性的二形性を示す証拠も得られた。

中国北東部の湖成堆積物には、白亜紀前期の鳥類C. sanctusの化石が豊富に含まれているが、装飾用の長い尾羽のあるものとないものがある。C. sanctusの標本については、装飾用の尾羽のあるものが雄、ないものが雌と一般的に解釈されているが、このことを決定的に裏づける証拠はほとんどなかった。今回、A Chinsamy-TuranとL Chiappeたちの研究チームは、装飾用の羽のないC. sanctusの標本において、繁殖活動期の雌の鳥類に特有の組織である髄様骨を発見したことを報告している。これによって、装飾用の羽のないC. sanctusの個体が雌であることを示す証拠が得られたとChinsamy-Turanたちは考えている。

今回の研究は、C. sanctusやその他の初期鳥類の性成熟の開始と成体の大きさへの到達や性別の判別に関する手がかりとなる可能性がある。

doi:10.1038/ncomms2377

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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