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国際保健学:2000~2015年のアフリカにおける小児の成長障害のマッピング

Nature 555, 7694 doi: 10.1038/nature25760

小児期の不十分な成長は、健康転帰の不良および死亡リスクの上昇と関連付けられている。2000~2015年に、アフリカのほぼ全ての国で、5歳未満の小児に関して、発育阻害、消耗症および低体重といった小児の成長障害の中心的要素に改善が見られた。今回我々は、小児の成長のレベルと傾向には、顕著な地域的不均一性が依然として存在することを示す。母、乳幼児および小児の栄養改善に向けた世界保健機関(WHO)の「国際栄養目標2025」に関しては、現在の進捗率が維持されれば、アフリカの多くの地域で達成できるが、サヘル地域では全体にわたって高レベルの成長障害が根強く残ると見られる。現在の進捗率では、全てではないにしてもアフリカ大陸の多くの地域が、2030年までに栄養不良を終結させるという「持続可能な開発目標」を達成できない。小児の成長障害の地理空間的な推定からは、健康状態の不均等を縮小して進捗を加速させるための、進捗状況評価の基準や、最も必要としている集団への介入を目指した精密な公衆衛生基盤が得られる。

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