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宇宙:80天文単位の近日点を持つセドナ類似天体

Nature 507, 7493 doi: 10.1038/nature13156

観測可能な太陽系は、異なる3つの領域に分割することができる。1つ目は0.39~4.2天文単位(AU、1 AUは太陽から地球までの距離)までの、小惑星を含む岩石でできた地球型惑星、2つ目は5~30 AUまでの巨大ガス惑星、3つ目は30~50 AUまでの氷で覆われたカイパーベルト天体である。直径1,000 kmの準惑星セドナは10年前に発見され、太陽に最も近づく位置(近日点)がどの太陽系天体よりも非常に遠い76 AUであるという点で特異な天体である。形成モデルからは、セドナが、太陽から10,000 AU付近にあると仮定されている外オールト雲とカイパーベルト天体とをつなぐ天体である可能性が指摘されている。本論文では、近日点が80 AUのセドナ類似天体、2012 VP113が存在することを報告する。 2012 VP113の発見で、セドナが孤立した天体ではないことが確認された。むしろ両天体は内オールト雲の一員であるかもしれず、内オールト雲の天体は太陽系内の力学的に安定な他の全ての集団よりも数が多い可能性がある。

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