Perspective

医学:H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスの改変によるヒトへの馴化の研究

Nature 486, 7403 doi: 10.1038/nature11170

遺伝学的操作によってフェレット間での伝播能力を持たせたH5N1鳥インフルエンザウイルスに関する2つの研究が、大きな議論を呼んでいる。インフルエンザの伝播に関するこうした研究の重要性や、「善悪両用」の可能性のある研究の意義に関しては、さまざまな意見が存在する。これらの懸念との折り合いをどのようにつけるかについては、いまだに合意が得られていない。米国バイオセキュリティー国家科学諮問委員会(NSABB)は、完成度の低い当初の研究成果についての完全版をすぐに発表しないように勧告したが、その後になって完成度を上げた完全版の公表は認める勧告を出した。しかし、この研究や同様の研究に関する議論は今なお続いている。

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