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宇宙:ホットジュピター型惑星であるWASP-18bがもつ0.94日の軌道周期

Nature 460, 7259 doi: 10.1038/nature08245

既知の太陽系外惑星のリストに多数含まれる「ホットジュピター」は、親星から遠く離れたところで形成され、それらが生まれた原始惑星系円盤との相互作用を通じて、あるいは惑星-惑星散乱のようなほかのメカニズムによって、内側へ向かって移動したと考えられている。親星に最も近い、およそ0.02天文単位の軌道距離にあるホットジュピターは、強い潮汐相互作用があり、OGLE-TR-56のような系は潮汐散逸理論の検証の場であると考えられてきた。本論文では、0.94日の軌道周期と木星の10倍の質量(10 MJup)をもつ惑星WASP-18bの発見について報告する。これらの特性によって、WASP-18bには、惑星OGLE-TR-56bの潮汐相互作用よりも1桁強力な潮汐相互作用が生じている。親星の潮汐散逸パラメーターQが、太陽系天体や連星で計測され、また太陽系外惑星にしばしば適用されるような106のオーダーであると仮定すると、WASP-18bはその親星の寿命の1,000分の1以下の時間スケールで、内側に向かってらせん状に落下していくだろう。したがって、WASP-18は、まれで例外的な一時的状態にあるか、あるいはこの系(そして考えられるほかのホットジュピターの系も)での潮汐散逸が太陽系におけるよりもかなり弱いものと考えられる。

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