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医学:HIVワクチン開発における課題

Nature 455, 7213 doi: 10.1038/nature07352

安全で有効なヒト免疫不全ウイルス(HIV)-1ワクチンの開発は、世界の保健にとって極めて重要な優先事項である。近年、HIV-1の病因病理や免疫特性に関する理解が進んだが、大きな科学的問題が依然として残っている。これまでのところ、液性および細胞性免疫応答の誘導を狙ったHIV-1プロトタイプ・ワクチンの候補では、臨床効果の研究でHIV-1感染の予防や感染後のウイルス量低減ができていないのである。したがって、本分野が現在直面している問題を克服するには、基礎研究や前臨床試験および臨床試験に対する新たな組織的取り組みが必要となるであろう。本総説では、HIV-1に対する予防ワクチンの探索にあたっての主要な課題と将来の展望について記述する。

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