Letter

GRB 050904に対する測光から求めたz = 6.39 ±0.12の赤方偏移

Nature 440, 7081 doi: 10.1038/nature04552

ガンマ線バースト(GRB)とそれらの残光は、宇宙で最も明るい過渡的な現象である。バーストそれ自体と残光は共に、赤方偏移z ≈ 20まで観測可能だと予測されており、したがって初期宇宙の強力な探査手段になりうると考えられてきた。z = 4.50に位置するバーストGRB 000131は、今まで発見されたガンマ線バーストの中で最も遠いものであった。本論文では、GRB 050904の明るい近赤外線の残光の発見について報告する。近赤外線の残光を計測したこと、また可視光の残光を検出できなかったことから、バーストの測光による赤方偏移がz = 6.39 +0.11-0.12であると結論する。その後、分光学的にz = 6.29 ±0.01という結果が出され、これは我々の測光学的な推定と一致した。これらの結果は、GRBを用いて初期宇宙の星形成、金属量、そして再電離の歴史をたどれることを示している。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度