Letter

生物多様性パターンの一致の地球規模での検証および固有性の重要さ

Nature 440, 7081 doi: 10.1038/nature04291

生物多様性の分布パターンを理解することは生物保全戦略にとって不可欠だが、厳しいデータ制約があるので代理指標が必要になる。こうした理由から、多くの研究では陸生脊椎動物が総体的な種多様性の代理指標としてどのくらい通用するかを検証している。しかし、これらの検証は通常、単一の分類群か地域に限られてきた。今回我々は、地球規模での種の豊かさのパターンが、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類との間で強く相関していることを示す。また、この相関は固有性パターンとの間にも認められる。さらに、地球規模での種の豊かさと固有性との相関関係は弱いが、固有性の高さで選び出した地域の集合体には、偶然による予想値よりも有意に多くの種が含まれることも実証する。固有性の高い地域は長い間、生息域の狭い種の保護対象となってきたが、今回我々の得た知見は、固有性が陸生脊椎動物全体の保全のために有用な代理指標にもなることを示す証拠となる。

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