注目の論文
認知療法で報酬への期待をコントロール
Nature Neuroscience
2008年6月30日
Cognitive therapy to control reward anticipation
人は自らの考えを変えることによって、来るべき報酬への期待をそがれることがあるという研究が、Nature Neuroscience(電子版)に掲載される。
E Phelpsらは、金銭的報酬が期待されることがわかっている合図について、その合図に先行する生理的、神経的応答を測定した。被験者には、合図が示されるたびに、それから予想される報酬か、または合図と同じ様相の何か落ち着くもののどちらかを考えるよう指示された。落ち着くものを考えさせると、報酬の予測にかかわると考えられている線条体という脳領域の活動を低下させ、報酬予測に関連するかもしれない覚醒の尺度である皮膚伝導反応も減少させた。
この結果から、情動の制御は、薬物渇望のような報酬期待刺激による衝動の誘発をコントロールするのに役立つ可能性が示唆される。
doi: 10.1038/nn.2141
注目の論文
-
5月28日
社会科学:オンライン上の児童の搾取と虐待に関する調査Nature
-
5月28日
老化:哺乳類の老化と寿命を予測する「時計」Nature
-
5月26日
生態学:「人間の盾」がジャッカルのヨーロッパ全土への拡散を助長しているNature Ecology & Evolution
-
5月21日
工学:装着型ロボット装置が小児の神経筋機能の回復を促進するNature
-
5月14日
健康:肥満の増加は低所得国でより急速に進んでいるNature
-
5月14日
古生物学:古代の歯が原初的な人類集団間の交流を示唆しているNature
