注目の論文
小胞体におけるTorsinA の新たな役割
Nature Communications
2011年7月13日
A new cellular role for TorsinA
TorsinAは、早期発症捻転ジストニア患者において変異している酵素だが、これが、小胞体の一部分に含まれるタンパク質の分解を助けることがわかった。この研究成果は、早期発症捻転ジストニア患者のニューロンにおける小胞体ストレスの増加が、この疾患に寄与している可能性を示唆している。詳細を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。
X Breakefieldたちは、小胞体においてTorsinAが果たす役割を新たに明らかにし、嚢胞性繊維症膜貫通調節タンパク質の一種の変異体を有する線虫を用いた実験を行って、TorsinAが小胞体ストレスを防ぐことを実証した。また、早期発症捻転ジストニア患者から採取した繊維芽細胞は、小胞体ストレスを誘導する薬物に対する感受性が通常より高く、嚢胞性繊維症膜貫通調節タンパク質の変異体を分解する能力が通常より低いこともわかった。
今回の研究結果は、早期発症捻転ジストニア患者のニューロンの小胞体ストレスの研究を促進し、こうした患者における小胞体ストレスの予防につなげられるかもしれない。
doi: 10.1038/ncomms1383
注目の論文
-
9月24日
神経科学:詳細な脳地図で、発達、加齢、機能低下、疾患を探るNature
-
9月24日
社会科学:経済的虐待の兆候を明らかにするNature
-
9月23日
進化:RNAワールドの時期を絞り込むNature Communications
-
9月22日
技術:経口摂取型の紙製電池が前臨床研究で医療機器に電力を供給Nature Chemical Engineering
-
9月17日
神経科学:ヒトの脳オルガノイドがマウス内で神経ネットワークを形成するNature
-
9月16日
考古学:すべての道がローマにつうじるわけではない――ローマ帝国の道路網を探るNature Communications
