注目の論文
Polo様キナーゼ-1阻害剤の安全性がマウスで実証
Nature Communications
2011年7月20日
Polo-like kinase 1 inhibitors safe in the mouse
Polo様キナーゼ-1の濃度低下が、マウスの生理機能に大きな影響を及ぼさないことが判明した。この知見は、Polo様キナーゼ-1を標的とする抗がん剤が、正常な細胞を損なうことなく、腫瘍細胞を死滅させられる可能性を示唆している。研究の詳細を報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。
K Strebhardtたちは、遺伝子組み換えマウスモデルを作製して、Polo様キナーゼ-1の濃度低下が正常なマウスの生理機能にどのような影響を及ぼすのかを調べた。その結果、わずかな鉄欠乏はあったが、各種臓器に対する大きな影響は見られなかった。この知見からは、現在入手可能なPolo様キナーゼ-1を標的とする抗がん剤を用いて、腫瘍細胞を選択的に死滅させられる可能性が示唆されている。また、Strebhardtたちは、この種の遺伝子組み換えマウスモデルを用いて、マウスにおける抗がん剤の毒性を予測できることも実証した。
doi: 10.1038/ncomms1395
注目の論文
-
10月27日
生態学:海での生活に適応した装甲を持つ両生類Nature Ecology & Evolution
-
10月23日
天文学:ゴッホの『星月夜』、7月の夜空に着想かScientific Reports
-
10月22日
生態学:沿岸保護における塩性湿地の役割Nature
-
10月16日
考古学:シャニダール洞窟のネアンデルタール人遺骸に致命的な槍傷の可能性Scientific Reports
-
10月16日
気候変動:造礁サンゴ種のほぼ半数で相対的な絶滅リスクが高いNature
-
10月15日
古生物学:飛べなかったジュラ紀の鳥が初期の生態的多様性を明らかにするNature
