注目の論文
【神経科学】夢は何でできているのか
Nature Communications
2015年8月12日
Neuroscience: What dreams are (maybe) made of
レム(急速眼球運動)睡眠中のヒトの脳の活動は、覚醒時の視覚活動中に観察される脳の活動と非常によく似ているという報告が、今週掲載される。今回の研究は、レム睡眠から覚醒した被験者の多くが夢の視覚心像を鮮明に報告する理由を説明できるかもしれない。
レム睡眠中の私たちの眼球の動きは、覚醒時に視覚的情景を見ている時の眼球の動きにかなり似ている。急速眼球運動が睡眠中の視覚情報処理を反映しているのかについて、研究者は長きにわたり頭を悩ませてきた。
今回、Yuval Nirたちは、19人の被験者の脳の活動を記録した。その結果、患者が睡眠時と覚醒時、また視覚刺激を受けた場面で急速眼球運動を起こした時に、脳の内側側頭葉(長期記憶の形成にとって重要な領域)の個々のニューロンが同様に応答することが明らかになった。このことは、睡眠中の急速眼球運動が、視覚処理に類似した期間に対応しており、夢を見ている時の視覚心像を確かに反映している可能性を示唆している。
doi: 10.1038/ncomms8884
注目の論文
-
6月4日
生物学:新たに特定された「王台作り蜂」がミツバチの王族を形作るNature
-
6月4日
材料科学:人類の食生活とともに変化するエナメル質構造Nature
-
6月3日
ロボット工学:水から上がった魚のように歩くロボットNature Communications
-
5月28日
社会科学:オンライン上の児童の搾取と虐待に関する調査Nature
-
5月28日
老化:哺乳類の老化と寿命を予測する「時計」Nature
-
5月26日
生態学:「人間の盾」がジャッカルのヨーロッパ全土への拡散を助長しているNature Ecology & Evolution
