Press release

シュプリンガー・ネイチャーの転換ジャーナルのOA論文出版数が40%増加

2022年6月1日

要件基準を満たしたジャーナル数は他社の出版総数を超える

ロンドン|ニューヨーク|ハイデルベルク 2022年6月1日

本日公開されたデータによると、2021年に出版されたシュプリンガー・ネイチャーの転換ジャーナルのうち、ゴールドオープンアクセス(OA;Open Access)での論文出版数が2020年に比べて40%増加しました。

シュプリンガー・ネイチャーには、cOAlition Sが転換ジャーナルの要件として定める基準を満たしたジャーナルが730誌あり、他社が出版する転換ジャーナルをすべて合わせた合計数を上回っています1

さらに:

  • 論文は、同一誌の購読型の論文に比べて平均2.8倍2多く使用されており、OA出版が著者に高い価値をもたらすことが実証されました。
  • シュプリンガー・ネイチャーの転換ジャーナルに掲載されたOA研究論文数が40%増加しました。これに対して、購読型ジャーナルの論文数増加率は8.4%でした。
  • ネイチャー・ポートフォリオのジャーナル24誌が新たにOAへの移行を開始し、厳しい基準を達成しました。ネイチャー・ポートフォリオ全体では、2021年に転換ジャーナルに掲載されたOA論文の割合は、前年に比べて8%ポイント上昇しました。
  • 2021年に転換ジャーナル6誌がOA率75%を達成し、2023年には完全OA化が実現します。これに加えて、ほかの4誌の2023年OAへの転換がすでに決定しています。

シュプリンガー・ネイチャーのChief Publishing OfficerであるSteven Inchcoombe(スティーブン・インチコーム)は、次のようにコメントしています。

「2020年に当社はOA化推進への大胆な取り組みを行い、当社のハイブリッドジャーナルの大半について、cOAlition Sに転換ジャーナルとしての認定を申請しました。今回、そうした取り組みの正しさがデータで示されたのは嬉しいことですし、また、完全OA化への移行のサポートにあたって、当社のジャーナルが進化を遂げていることを誇りに感じています」

「この取り組みが順調に進んでいる背景には、当社が世界各地で新たな転換契約の締結に力を入れていること3、また、ジャーナルの出版プロセスや著者とのコミュニケーションを通じて、即時にゴールドOAで出版することのメリットを前面に押し出しているなどの理由があります。また、調査を通じて、論文著者には、OA出版によって彼らの研究にもたらされる影響を提示し4、資金提供者には、研究者が最終的に公開された正式版(VOR;Version of Record)を即時に利用できることの価値を提示すること5によって、OAの移行をサポートしてきました」

「しかしながら、私たちは現状に満足することなく、cOAlition Sに参加している、あるいは参加していない資金提供者と協力し、共同でゴールドOA化に向けた立場を示すことによって、2022年には体制を強化できると考えています」

Springer Nature Transformative Journals Report 2021

編集者への注記:

シュプリンガー・ネイチャーのジャーナルのうち、2021年に転換ジャーナルの要件を満たしていなかったものについては12カ月間の特例が認められており、そのため、プランSの資金提供者が転換ジャーナルの論文掲載料(APC;Article Processing Charge)を助成する場合、シュプリンガー・ネイチャーの転換ジャーナルのすべてが対象となります。

1  シュプリンガー・ネイチャーのジャーナル730誌が、要求される転換ジャーナルの指標を満たしました。ほかの出版社は、合わせて608誌を提出しました。

2 2021年に出版された論文の利用状況。

3 シュプリンガー・ネイチャーの国家レベル契約は、機関契約と並んで、現在2,650以上の提携機関の研究者のOA出版をサポートしており、合計で年間41,400以上のOA論文が出版される見込みで、ほかの出版社よりも10%多くなっています。

4 Assessing the open access effect for hybrid journals

5Exploring researcher preference for the version of record

オープンリサーチに関する基礎や用語解説(日本語)は、「オープンリサーチとは?基本コンセプトと取り組み」をご覧ください。

用語解説

転換ジャーナル(TJ;Transformative Journals):購読型ジャーナルやハイブリッドジャーナルを完全なオープンアクセスに移行することを公約するジャーナル。

シュプリンガー・ネイチャーは、175年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、出版するすべての研究が重要で着実であり、客観的な精査にも耐え、関心をもつすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。私たちは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良なサービスを提供します。

学術出版社として、シュプリンガー・ネイチャーは、シュプリンガー(Springer)、ネイチャー・ポートフォリオ(Nature Portfolio)、BMC、パルグレイブ・マクミラン(Palgrave Macmillan)、サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)などの信頼されたブランドを有しています。

詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com

※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。

英語プレスリリース:OA content up 40% across Springer Nature’s Transformative Journals

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