注目の論文
消失するカナダの氷河
Nature Geoscience
2015年4月7日
Canada’s disappearing glaciers
カナダ西部の氷河は2100年までに2005年と比較して70%の氷の体積を失うと予想されるという報告が、今週のオンライン版に掲載される。シミュレーションによると、氷河の消耗による河川や支流への融解水の寄与のピークは2020年と2040年の間に起き、その後数十年にわたり流量が減少する。
世界中の山岳氷河は気候温暖化の結果として融解している。これらの氷河は、大量の水を保持しており、それらが失われることは水の利用可能性に影響を及ぼす可能性がある。
Garry Clarkeたちは、カナダ西部に対して、氷の流れの物理的性質を明示的にシミュレーションする高分解能地域的氷河モデルを開発した。彼らは全球気候モデルの集合から得られた気候変動シナリオを用い、海岸の氷河は氷の体積が大きく減少してもおそらく残ることができるが、内陸の氷河は完全に消失する可能性が高いことを見つけた。
関連するNews & ViewsでAndreas Vieliは、「この急速な氷河後退速度は、地域的な水文学的性質、水資源、および将来の地形と密接に関連する」と記している。
doi: 10.1038/ngeo2407
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