注目の論文
敏感な気候
Nature Geoscience
2009年12月7日
Sensitive climate
300万から500万年前は全球の気温は、当時の大気中二酸化炭素レベルから期待されるよりも顕著に高かったとする報告が、 Nature Geoscience(電子版)に寄せられている。著者らは、危険な人為的気候変動を定義する場合には、地球システムの長期にわたる感度がより高いことを考慮する必要があると結論付けている。
D Luntらは、全球気候モデルと300万から500万年前に気温が現在よりも3~5℃高かった時代の地球環境の再現とを結びつけて、大気中の二酸化炭素濃度は、将来の気候変動を見積もる際に用いられてきた気候感度の推定値から期待されるよりも、より大きな温暖化をもたらしたことを発見した。 Luntらは、こうした違いは、初期に地球システムは環境条件に適応するためには長い時間がかかったが、将来の変化を予測するための気候モデルには、氷床や植生分布などのシステムでゆっくりと変化する部分によるフィードバックが完全に含まれていないために生じていると結論した。
doi: 10.1038/ngeo706
注目の論文
-
6月25日
天文学:ブラックホールの衝突による重力波信号Nature
-
6月25日
遺伝学:北西部に最後に生息したネアンデルタール人の遺伝的多様性Nature
-
6月23日
気候変動:世界中で熱ストレスが深刻化しているNature Climate Change
-
6月19日
環境:支出額上位10%の人々が毎年数兆ドル規模の環境被害を引き起こしているCommunications Sustainability
-
6月11日
気候:人為的な海面上昇が沿岸部の異常気象の発生頻度を高めているNature Climate Change
-
6月11日
2026 Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
