注目の論文
ヒ素濃度を高める
Nature Geoscience
2009年11月16日
Elevating arsenic
人工の池がバングラディシュで地下水のヒ素汚染を起こしているとの報告が、Nature Geoscience (電子版)に寄せられている。
有機炭素が堆積物から地下水へのヒ素の放出の引き金となることは知られているが、この炭素の供給源はよくわかっていなかった。C Harveyらは、バングラディシュの典型的な農業地域で地下水の流れをモデル化して、人工の池が有機炭素の重要な供給源であることを見つけた。彼らは、農業で使う地下水のポンプが有機炭素を地下へ運び、ヒ素放出の引き金となると報告している。
これを防ぐためには、飲み水を供給している井戸の上に人工の池を作ることは避けるべきである、と彼らは示唆している。
doi: 10.1038/ngeo685
注目の論文
-
11月28日
古生物学:糞便の科学捜査が恐竜の台頭を記録するNature
-
11月21日
天文学:近くの恒星を周回する若いトランジット惑星が発見されるNature
-
11月21日
気候:20世紀の海水温を再考するNature
-
11月20日
生態学:リュウキュウアオイが太陽光を共有するNature Communications
-
11月19日
気候変動:パリ協定を達成するために、CO2の受動的吸収を計算から分離するNature
-
11月18日
惑星科学:嫦娥6号のサンプルが月の裏側の火山活動の年代を特定Nature