注目の論文
氷河が深く切り裂く
Nature Geoscience
2008年5月12日
When glaciers cut deep
Nature Geoscience(電子版)に発表される研究によると、科学者たちは選択的な氷の流れと浸食によって、フィヨルドが海面下深部まで広がっている理由を説明できることがわかったとのことである。
M Kesslerたちは、二次元数値モデルを用いて、フィヨルド形成と関連した氷河の強い浸食をもたらす条件について調べた。4個の浅い谷をもつ地形から始めて、研究チームは氷が選択的に最も低い谷を通って流れることを発見した。浸食量は、それぞれの流路を流れる氷の放出が増加するのと比例して増大し、したがって、すぐに地形の起伏が強調されることになる。200万~300万年にわたり、このような小さな谷は浸食されて、今日北極域全般でみられるような劇的な地形の特徴を示し、フィヨルドも海面下数キロメートルに沈み込む。
関連するNews and Viewsで、J Klemanは以下のように述べている。「モデルは明らかに、氷河システムは極端に起伏を強調し初期の地形の高度差を大きく増幅することが出来ることを示している。これまでこのようなことが数値的に示されたことはなかった」。
doi: 10.1038/ngeo201
注目の論文
-
10月29日
環境科学:アフリカでは水があっても活用されていない地域があるNature
-
10月27日
生態学:海での生活に適応した装甲を持つ両生類Nature Ecology & Evolution
-
10月23日
天文学:ゴッホの『星月夜』、7月の夜空に着想かScientific Reports
-
10月22日
生態学:沿岸保護における塩性湿地の役割Nature
-
10月16日
気候変動:造礁サンゴ種のほぼ半数で相対的な絶滅リスクが高いNature
-
10月13日
地球科学:世界の都市の地盤沈下を調査Nature Cities
