注目の論文
アマゾンの氷
Nature Geoscience
2009年5月4日
Amazonian ice
生物起源の粒子と鉱物の塵はアマゾン地域における雲中の氷形成の原因となっている、とNature Geoscience(電子版)に発表される。微視的な粒子により大気中で氷形成が始まるが、このような粒子を同定することは論争の的となっていた。
A Prenniらは、アマゾン盆地で雨期に氷を形成する粒子の化学的組成を調べた。彼らは、局所的に生成された生物学的粒子と鉱物の塵がこのような氷を形成する粒子の大多数を占めていることを示した。簡単なモデルを用いて、彼らは局所的な生物学的粒子の氷形成への寄与は大気の温度が上昇すると増大すると示唆している。
doi: 10.1038/ngeo517
注目の論文
-
11月13日
気候変動:ムンバイにおける異常降雨に関連した不均衡な死亡率Nature
-
11月7日
考古学:デジタル地図によりローマ帝国の道路網が10万キロメートル増えるScientific Data
-
11月5日
気候:極端な強風がタービンの限界を超えて動かす可能性があるNature Communications
-
11月4日
地球科学:南極氷河の急速な後退Nature Geoscience
-
10月30日
惑星科学:圧力下で水の世界が形成されるかもしれないNature
-
10月30日
気候変動:南極の棚氷が海洋温暖化によって脅威にさらされているNature
