注目の論文
月の古代の痕跡
Nature Geoscience
2012年10月29日
Moon’s ancient scar
月の表側にある広大な嵐の大洋は、月の表面を形成した古代の衝突事件の残存した痕跡である可能性があると、今週号のNature Geoscience(オンライン版)に発表された研究が報告している。そのような衝突により、なぜ月の表側と裏側とでは岩石の組成が異なるかを説明できるかもしれない。
Ryosuke Nakamura等は、日本の月探査船である、かぐや/セレーネのデータを用いて月表面の組成を研究した。彼らは、ある輝石の鉱物種(月のマントル物質が融解し露出したことを示唆する)が大きな衝突クレーターと直径3000kmの古代の嵐の大洋の周囲に集中していることを示した。彼らは、この発見がこの海が衝突起源であることを示していると示唆している。
研究者たちは、このような大規模の衝突事象が月の表側で元々の地殻を露出させ、新しい、組成が他と異なる地殻を海の内部で形成させたと結論している。
doi: 10.1038/ngeo1614
注目の論文
-
2月24日
農業:主食作物は世界的な森林破壊と関連しているNature Food
-
2月24日
天文学:超巨星の進化の軌跡をたどるNature Astronomy
-
2月20日
環境:ロケットの再突入に直接関連する大気汚染Communications Earth & Environment
-
2月18日
気候変動:温暖化がバレンシアの2024年洪水の激化と関連しているNature Communications
-
2月12日
生物多様性:サンゴ礁の食物連鎖が短縮されているNature
-
2月11日
地球科学:地球の核には水素の海が存在する可能性Nature Communications
