注目の論文
月の古代の痕跡
Nature Geoscience
2012年10月29日
Moon’s ancient scar
月の表側にある広大な嵐の大洋は、月の表面を形成した古代の衝突事件の残存した痕跡である可能性があると、今週号のNature Geoscience(オンライン版)に発表された研究が報告している。そのような衝突により、なぜ月の表側と裏側とでは岩石の組成が異なるかを説明できるかもしれない。
Ryosuke Nakamura等は、日本の月探査船である、かぐや/セレーネのデータを用いて月表面の組成を研究した。彼らは、ある輝石の鉱物種(月のマントル物質が融解し露出したことを示唆する)が大きな衝突クレーターと直径3000kmの古代の嵐の大洋の周囲に集中していることを示した。彼らは、この発見がこの海が衝突起源であることを示していると示唆している。
研究者たちは、このような大規模の衝突事象が月の表側で元々の地殻を露出させ、新しい、組成が他と異なる地殻を海の内部で形成させたと結論している。
doi: 10.1038/ngeo1614
注目の論文
-
10月29日
環境科学:アフリカでは水があっても活用されていない地域があるNature
-
10月27日
生態学:海での生活に適応した装甲を持つ両生類Nature Ecology & Evolution
-
10月23日
天文学:ゴッホの『星月夜』、7月の夜空に着想かScientific Reports
-
10月22日
生態学:沿岸保護における塩性湿地の役割Nature
-
10月16日
気候変動:造礁サンゴ種のほぼ半数で相対的な絶滅リスクが高いNature
-
10月13日
地球科学:世界の都市の地盤沈下を調査Nature Cities
